ある商店の巨大倉庫のシャッター前で発見。
「事務所」の「務」は旧字体であろうか。努力の「努」みたいになっている。
「事務所」の「所」もステキに略され、単独では読み難い字体となっている。
「につき」の「に」はシャッターの凹み部分にはまり込み、若干苦しそうだ。
「駐車禁止」はどの文字も「とめ、はらい」の部分が、力強く躍動している。
事務所前に駐車しちゃおうか、と思う輩にだけは目に留まるようになっている、
一見何の変哲もない文字ですが、よく見るとなかなかどうして味わい深いもんです。
曇りなき眼(まなこ)でみてごらんと、街の片隅で囁く【あじ文字】のご紹介でした。